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「ハイサワー」の博水社が進化を続けられる理由

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「ハイサワー」の博水社が進化を続けられる理由 博水社の主要商品(飲食店用リターナブル瓶)


急速に進む都市再開発によって失われつつある東京・下町の飲み屋の情緒。目黒から東急目黒線で4分の武蔵小山や隣接する西小山もそんな街のひとつ。

しかし、その流れを断ち切り、東京のローカルな酒場文化を守ろうと立ち上がった女性がいる。地元・武蔵小山で90年の歴史を紡いできた博水社3代目社長・田中秀子さん(57)だ。博水社は「ハイサワー」の名を冠した一連の商品群で知られる割り材のメーカーであり、累計販売数は16億5000万本(200ml瓶換算)を超える。

「ハイサワー」の博水社が進化を続けられる理由 美尻カレンダー2018年版


彼女が地元の大衆酒場文化を守る“切り札”として打ち出したのが「ハイサワー特区(通称・美尻特区)」構想であった。

“美尻たち”をプリントした数々のグッズが特区加盟店(居酒屋やスナックなど)を彩り、常連客のリピート率を上げ、また新たな客層を掘り起こすなど、この2年間で一定の成果を挙げつつある。

後編では、そんな田中秀子さんと博水社の歩みと、同族企業の承継者としての彼女のリーダーシップについて訊く。

(前編)「大規模再開発に立ち向かう『ハイサワーと美尻』」
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/53733

[JBpressの今日の記事(トップページ)へ]

「ハイサワー」はこうして生まれた

戦前から戦後復興期にかけて砂糖が貴重品だった日本では、「ラムネ」や「みかん水」などの甘い飲み物が高く売れ、都内にはラムネを製造・販売する小さなラムネ店が200軒もあった。

ラムネ工場に丁稚として入った博水社創業者・田中武雄氏は、やがて一念発起してラムネ屋(田中武雄商店)を立ち上げる。1928年のことだ。会社組織にしたのは1952年。日本経済が高度経済成長に向けて突き進んでゆくのと歩調を合わせるかのように、同社は順風満帆な発展軌道に乗ったかに思われた。

「ハイサワー」の博水社が進化を続けられる理由 博水社の旧工場


ところが1961年、コカ・コーラの輸入が自由化され、国内の大手企業も各種清涼飲料水を大々的に発売。零細な町工場中心のラムネ市場はたちまち厳しい状況へと追い込まれていく。

「経営危機でした。すでに2代目、私の父に代替わりしていていたのですが、ラムネは冬売れないので冬でも売れるものを作ろうと考えたのです」

まず考えついたのがノンアルコールビール。6年もの歳月をかけ、ようやくレシピが固まったが、ホップのエッセンスの製造元が倒産・・・構想はとん挫した。

喫茶店向けにラムネやオレンジの濃縮ジュースを提供して細々と経営を維持していた同社に、やがて転機が訪れる。

「1975年に初めて米国に行ったときのことです。それまで日本ではお酒といえばビールやウイスキー、日本酒くらいでした。ところが米国には実にたくさんのカクテルがあり、様々な酒をいろいろなもので割って飲んでいる。それを見て『そうか、ビールにこだわる必要はないんだ。日本ならではのカクテルを作れる“割りもの”を作ろう、それも焼酎ベースで』と、先代は思いついたのです」

折から、日本はレモンの輸入自由化の時を迎えていた。「これで果汁も確保できる。炭酸もたっぷり入れよう」

「吾輩(わがはい)の作ったサワー」を意味する、お酒を割るための炭酸飲料「輩(はい)サワー」はこうして誕生した。諸説あるものの、現代の「ウーロンハイ」など「○○ハイ」の呼称は、これが源であると言われている。

バレリーナへの夢破れ、事業承継へ

ハイサワーが完成すると、社員全員にハイサワーと焼酎そして飲み代を渡し、目黒区の本社から半径1km圏にある縄暖簾(なわのれん)やスナックなどに営業をかけていった。

「工場で製造したてのハイサワーを、目の前で焼酎と割る。まさにできたてのレモンサワーです。そうしたらお店のママさんたちに好評で、クチコミで広がっていったのです」

1980年代、宝酒造が(いろいろなものと割って相性の良い)焼酎甲類で居酒屋に攻勢をかけ、さらに「バブル経済期」に大手居酒屋チェーンが続々と誕生したことで焼酎需要は一挙に拡大。時代の追い風に乗って「ハイサワー」は急速に普及していった。

現社長である田中秀子さんが同社に入社したのも、まさにそうした時期だった。

「ハイサワー」の博水社が進化を続けられる理由 田中秀子社長


「実は私、幼い頃からバレエを習っていまして、高校を出たらニューヨークのバレエ学校に行くことが決まっていました。ところが腰を痛めてしまい・・・“趣味としてならともかく、プロとしてやってゆくのは無理”と先生に言われバレリーナへの道を断念したのです。

そして入ったのが山脇女子短期大学でした。1982年、卒業と同時に博水社に入社し現場で実習しましたが、清涼飲料水やお酒についての基礎知識もありませんでした。それで、東京農業大学の食品醸造学科に入学し直して、一から勉強したのです」

修行を重ねること四半世紀近く。2008年、田中秀子さんは博水社3代目社長に就任した。

彼女は次々に新機軸を打ち出し、成果を挙げていく。すでに社長就任前の2003年には、「ダイエットハイサワー」を開発。発売を前に、(女性はもとより)男性にもニーズがあると考え営業をかけたが、大手量販店のバイヤーからは「ダイエット用の割り材を使ってまで男は酒を飲まない。こんなもの売る意味がない」と酷評されてしまう。どこから聞こえてくる声も全否定ばかり・・・ところが時代が彼女に追いついてくる。「脱メタボブーム」が到来したのだ。気がつけば「ダイエットハイサワー」はヒット商品へとのぼり詰め、2005年には対前年度比200%アップを記録し、2018年現在も人気を維持している。

彼女は、その後も次々に新機軸を打ち出していく。それを可能にしたのは、もちろん彼女の先見性や経営センスがあるだろうが、リーダーシップも大きく作用している。

同族企業の難しさを克服するリーダーシップ

博水社は同族企業である。その社長としてどう振る舞うべきか。

「経営権を継承した時点で古い社員を全員解雇し、自分が選んだ社員だけで再出発する企業も存在します。しかし、そういうやり方だと、長年かけて蓄積してきた“現場の知”が一挙に失われてしまいます。私は逆に、その“知”をいかに汲み上げてゆくかが大切だと考えています。

私が社長になったと言っても、私が子供のころからこの業界の現場で頑張っていた方々もいらっしゃるわけで、その経験にはとてもかないません。

ですから、私はとにかく虚勢を張らないようにしています。最初は格好悪いかなとも思ったのですが、腰を低くして自分の困っていることを正直に打ち明けて、みんなに意見を出してもらうようにしているのです」

こともなげに話すが、具体的に誰に対し、どういう方法で行うのか。

「新旧全社員に分け隔てなく接し両者の融和・融合を図ることが大切だと考えているので、全社員に手書きの回覧板を回すスタイルを取っています」

コミュニケーションレベルに濃淡の差をつけず、しかも、社長自らが積極的に「教えてほしいのだけれど・・・」と、「自己開示」してゆくのはなかなかできることではない。しかし、それを実行できたときの効果は著しい。

「そうなんですよ。知識の豊富な古参社員だけでなく若い新入社員も、ものすごく積極的に手助けをしてくれるんです。おかげで、これまでどれほど助けられたか分かりません」

先代からのベテランと自分の代に雇用した社員の融和を図りつつ、社長に対して“率直な直言”ができる企業文化を形成してきた。だからこそ、オーナートップの独りよがりに陥ることなく、現場が感じ取った新しい時代の潮流を取り込み、全社一丸となって新事業を構想・実現していけるのかもしれない。多くの企業に参考にしてもらいたい点である。

◎シリーズ「商いの原点」の記事一覧はこちら

筆者:嶋田淑之

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2018/08/20 06:00

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